サ ン パ ウ ロ 便 り　 コスタリカから飛行機で１０時間ほど飛ぶと....南半球最大の都市サンパウロに着く

今や 新興国BRICSのメンバーとして中国、インド、ロシヤに比肩するほどめざましい発展を遂げつつあるブラジルだが、今回サンパウロを訪ねてみて改めて感じるのは、すべてにわたり おおらかで おおまかで あけっぴろげで、陽性な中南米人のなかでも とりわけクレージーに陽気なことである。 かつての狂乱的インフレは終息してはいるものの、国力に応じて通貨レアルの対ドル価値が切り上がっているがために、あらゆる物価が異常に高く感じられる。一般大衆がよく生活していけるものと感嘆しきりである。 サンパウロ市の２０年前頃はただ馬鹿でかいばかりで、無秩序で混沌としており、街路は薄汚れ 車の排気ガスのせいで街中異様な臭気が漂っていたものだが、今回行ってみると、町並みは整然としているし、街路樹が多くなって緑が豊かだし、例の異様な臭気もしない。 特筆すべきは大きな看板がどこを見ても見当たらないので、本当にすっきりとして気分がいい。 人口は１１００万人強で、イタリア系が６００万、ポルトガル系が３００万、アラブ系が１００万、アフリカ系が５２万、ドイツ系が４０万、日系が３３万、中国系が１２万、ユダヤ系が６万、韓国系が５万、ギリシャ系が３万、と多民族都市なので、なんでも食べられる上にとにかく美味しいのが嬉しい。 交通渋滞がひどいのはどこの国の大都市でも同じだし、小国コスタリカでさえ最近の渋滞は目に余るから大同小異と言えるが、今起こりつつある世界的不況で、もともと格差社会であるブラジルに失業者が氾濫する事態にならないか気になるところではある。

オフィス街のパウリスタ通りにも看板は見当たらない　 オリジナルはこちら　　　　　　　 　MAP1.南米大陸　 MAP2.ブラジル　 MAP3.サンパウロ州都圏 　↓画像をクリック！

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